土屋悠太郎 ~タイ・ランナー舞踊の名刺web~

バンコク在住。タイ北部ランナー地方の芸能を継承する子連れタイ舞踊家のブログ

 
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舞台出演情報『幻祭前夜-マハーバーラタより』

大きなチャレンジをしています。
アジアツアーを含む舞台プロジェクトに参加、出演します。

幻祭前夜-マハーバーラタより公式サイト

9月中旬の稽古開始から12月下旬の公演終了まで走り続けます。
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この公演について語りたいことは多々あるので追って書いていきます。

予約が始まっています、どうぞ以下URLからご予約お願いいたします。
http://ticket.corich.jp/apply/67705/009/(土屋取り扱い)

今まで出会ってきた皆さまにぜひご覧になっていただきたい作品です。





















スポンサーサイト

あっと言う間にアジアツアー出発

ブログ、ご無沙汰してしまいました。

今、成田空港に向かっています。
いよいよアジアツアーです。

9月から舞台稽古に参加してきました。

家族の協力あってこその挑戦で、元・パパタラフマラ小池博史氏の演出で世界三大叙事詩マハーバーラタを題材にした「幻祭前夜」という舞台に出演します。

いよいよ今日からタイ、中国、フィリピンでアジアツアーで、帰国したらそのまま12/8-16に東京公演です。

今の世を問う作品だけでなく、タイ舞踊の身体性を物語にどう活かすか、この挑戦も是非ご覧いただけたらと願っています。

ご家族、ご友人様もぜひご一緒にお越しください!

土屋悠太郎 拝

◎ご予約は以下のページで必要事項を記入・送信して頂き、確認メールに記載された振込を済ませるとチケットが郵送されます。
http://ticket.corich.jp/apply/67705/009/
(土屋取り扱い)
※人数多いときは些少ですが団体割り引きもあるそうです。

「幻祭前夜 –マハーバーラタより」
公演紹介記事→ http://spice.eplus.jp/articles/19149

〈公演日程〉
2015年12月8日(火)~16日(水) 全10公演

2015.12月
8(火) 19:30〜☆
9(水)19:30〜☆
10(木)19:30〜☆
11(金)13:00〜
12(土)13:00〜、17:30〜
13(日)13:00〜
14(月)19:30〜☆
15(火)19:30〜☆
16(水)17:30〜

 〈料金(全席指定席)〉
前売一般4,800円/学生割引 3,900円/高校生以下2,000円 /当日券 各券+500円
アルテ友の会会員価格(前売のみ)一般4,400円

<会場>
吉祥寺シアター
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号 tel 0422-22-0911
 http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
・JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分

☆公演終了後アフタートークあり。
受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。
上演予定時間は約85分です。(休憩なし)
開演時間を過ぎてのご来場は、指定通りのお席へのご案内ができかねますのでご了承ください。

12日(土)、16日(水)マチネ公演のみ、カンフェティからのチケット購入で託児サービスあり。
Confetti(カンフェティ)http://confetti-web.com/
0120-240-540*通話料無料(受付時間 平日10:00~18:00)

ブログ再開

明けましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年度挑戦しました『小池博史ブリッジプロジェクト』

「幻祭前夜~マハーバーラタより」は、

アジアツアー+東京公演ともに大盛況で幕を閉じることができました。


ご覧くださった方、応援してくださった方、どうもありがとうございました。


そして、気がつけばまったく更新してこなかったブログ。。

ふだん簡単な記事でも整理して書きたくて時間がかかるのですが、

昨年参加したマハーバーラタではその余裕はゼロでした。


また、参加する前と公演後では僕の中の変化が大きく

その整理もつけきれていないのが正直なところです。


しかーし、

これから自身のふり返りを兼ねて書いていきたいと思います。
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日々成長してくれている息子。しゃぼん玉をしに公園へ向かう一コマ。


マハーバーラタ公演の総括①

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昨年出演した小池博史ブリッジップロジェクト「マハーバーラタ」公演。
現在はインドネシアで続編(第3部)の制作が進んでいます。

長らくこの公演参加について総括をしてきませんでした。

どこか夢見心地というか総括したくない気持ちがあったのも本音ですが、今の環境にいてこそ付けられる整理をして綴ろうと思います。その先を歩んでゆくためにも。



〜なぜ参加したのか?〜

僕は日本人として外国の文化芸能に取り組むことの根本的な難しさをタイ舞踊と出会った2002年当時から感じてきました。
生まれ育った環境、風土、習慣、精神性、宗教、言葉、食べ物、何もかもがその土地の芸能には深々と根ざしていて、それは外国人が単純に技術のコピーをして埋められるものではありません。
ですが、日本人でそのことに真摯に向き合った取り組み方や表現をされている方は少ないと感じていました。

仙台から東京に引っ越してきた2012年、偶然観劇した作品で知り合い、活動に惹きつけられ小池博史ブリッジップロジェクト「注文の多い料理店」を観劇。後日お茶にお誘いして長時間お話を伺い、本当に初めて尊敬できる芸能者と出会いました。
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バリ仮面舞踊家の小谷野哲郎さんです。

小谷野さんは先に挙げた僕の疑問などとっくの昔に吹っ切って独自の活動を邁進し続けてきた偉大な先輩で、日本人として外国の芸能への取り組み方が僕にとって憧れるカッコいい背中を見せてくれる方です。

それからは小谷野さんに少しでも芸能や様々なことへの捉え方や向き合い方、考えを伺えたらいいな〜と、
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イベントに出演させていただいたり、

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遠野の早池峰神楽研修に参加させていただいたり、

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はたまたバリ獅子舞バロンの後ろ脚として共演させていただいたりもしました。

こんなに専門外へと積極的に出かけて行けたのは強い憧れのなせる業ですね笑

もっと知りたい、学びたいと思うほど、イベント当日や数日間ご一緒するだけでは足らず「創作現場に入って共演する期間を過ごしたい!」「小谷野さんが努力したり試行錯誤する生の姿も見て感じてみたい!」と思うようになりました。

そこへマハーバーラタ公演のオーディション情報が舞い込んできます。
(これも小谷野さんづてで参加した大阪のイベントTACTFESにてマハーバーラタ公演制作の祥子さんと出会っていたからで、この時期に思い出してご連絡くださったからこその機会。ご縁はどこで繋がるかわからないものですね…しみじみ)

妻は僕の気持ちを知っていましたし、マハーバーラタ公演はタイ、中国、フィリピンの海外公演もあり、きっと良い経験になると言ってくれました。
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しかし妻はすでに復職。僕は息子を見る役目があるわけで、タイ舞踊のお仕事で2〜3日間母に頼んで家を空けるのとはまったく違う稽古期間、そして海外公演と東京公演を含めた長い拘束期間が伴います。

そして息子には保育園という試練が課せられます。
3歳ぐらいまでは僕がしっかり付きっ切りで…と思っていたので急展開。
そこはもう考えようで「彼にとっても親だけでなく同年代の子供たちと交流することや社会生活の経験は成長にとってもいいはず」と妻と話し合いました。
(実際に、親だけでは物足りないかな?と感じ始めていた時期でもありました)
「本当に困った時には子守りに行くよ!」と母の応援を得られたのも励みになりました。

すべては「もし受かれば」という仮定のもとで話し合った上、オーディションを受けに中野の事務所兼スタジオへ向かったのが去年の2月1日。
(歌、脚本演技、自由演技、特技の課題でした^^;)

僕は舞台に疎く小池博史さんのことはまだよく存じませんでしたが、もし先に知っていたら多大な実績に気が引けていたかも知れず、ただ純粋に「小谷野さんと共演したい」がためにオーディションを受けたのが良かったのでしょう。
まさかの合格。

「ただし助成金の関係で公演自体が行えるどうかわからない」大人の事情で参加未確定のまま2〜3ヶ月が過ぎました。
その後、新作でなく前作のバージョンアップを上演するということで5月頃出演が決定。

7月にチラシ用撮影があり、9月から稽古期間がスタートしました。


長くなったので続きは次回。
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チラシ撮影は富士山の麓にて。

当初出演予定でしたが、療養のため降板された能楽師の清水寛二さんも載っています。
(ご一緒したかったですが完治されてなによりです!)

マハーバーラタ公演の総括②

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稽古が始まってからは毎朝保育園に息子を預けに行きました。
電車も混んでいる時間帯なので1駅分ベビーカーを押して連れて行くのはけっこうしんどい。

別れ際に大泣きする息子には毎朝申し訳ない気持ちになる。
「こんな思いをさせてまで参加するのだから中途半端な舞台にはできないぞ!」

そう毎日自分を奮い立たせて稽古場に向かっていました。笑

この公演に参加する前は〈子連れ表現ユニット種まきおむすび〉という活動をしていて「育児中でも自分の好きなことを工夫して続ける大事さ」を実感してきただけに、その辺の可能性も探りたかった。
本気で舞台活動に取り組むには身の回りの価値は諦めなければ出来ないのだろうか?
(今のところの答えも総括記事の中で書けたらと思います)

また、昔憧れたプロフェッショナルな大舞台に立つことに対して「自分はどこまで出来るか?」という不安と「なんぼのもんじゃい」が少々(笑)

というのも、実は僕は俳優を志した時代があり、世間の評価や名声、知名度といったものに振り回されて自分の価値観や核がズレて歪んでいく恐さを身をもって知ったので、そんな業界とは距離を置き、毒された人々とは意識的に離れて過ごしてきました。
だからどこかでそういう世界に生きる人たちを信頼してないというか鼻白む所があった。
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前述の小谷野さんを心底カッコいいと思ったのは、尊敬できる凄い芸能者であることはもちろんのこと、偽りない「自然な人間性」に寄るところも大きい。

バリの芸能を通して自分の大事に向かって生きる小谷野さんのパワフルな生き方は、これまでの表現活動〜タイ芸能を通してそれを目指し生きてきた僕の根っこと重なり大変共感します。
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芸能にしても、人と接するにしても、根本的に大事な部分と向き合わず、または気づかずに表現や仕事を頑張ってる人もいるけれど、そのままだと結局その人が初めに求めた「大事にしたかった何か」は積み上がっていかないのではないかと体験を通して思います。


〜稽古に参加して〜

そんなこんなで始まったマハーバーラタ稽古では度肝を抜かれることばかりでした。
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ここに集った表現者たちは皆、生き方として表現に生き、人生で選んだmyスタイルに誇りを持ち、自らの身体と動きを真に愛している人たちでした。
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スノン・ワラカーンさん(タイ)、白井さち子さん
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リー・スイキョンさん(マレーシア)
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松島誠さん、あらた真生さん(後ろは演出助手の松縄春香さん)
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小谷野哲郎さん
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谷口界くん、吉澤慎吾くん

彼らと創作活動を共にしていると、信頼し、尊敬し、人柄に惹かれ、憧れ、好きになる。
そんな本物の魅力を持つパフォーマー=人間とはなかなか出会えません。

小谷野さん級にカッコいい先輩方と仕事として創作に関わる幸せといったら、今までに味わったことのない楽しさ、喜び、興奮、快感でした。
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また、側にいるだけでこちらの身体性が変わる&引き出される感覚があることの驚き。
タイで師匠と共にいる時はきっとこの状態なのだろうけど、自覚したのは初めての経験。

そしてなにより皆さんチャーミングです!!
「愛嬌さえあればなんとか生きていけるぞ」といつか息子に力説したいと思っていますが、人間味、人としての愛らしさは何事にも現れてしまうもの。

そんな個性的でとっておきのチャーミングさを併せ持つ、身体能力も技術も意識も魂もプロフェッショナルな皆さんと同じ舞台に立てる時間は至福以外の何物でもありませんでした。



…と、そんなことに気がついたのは稽古も終盤になってからのこと。
それまではヒーヒー言いながら必死に振り付けを覚え、まともな動きになるよう努力努力。

映像を見て前作の振り付けをコピーするのも初めてなら、仮面をつけて演技するのも初めて尽くし。
当然、小池さんの檄も浴びるほど頂戴しました(苦笑)
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ともあれこの公演に賭ける思いは個人的に深く強いものがあったので、なんのその頑張れました。
諸先輩方、若手メンバー、スタッフさんにたくさん助けて頂いたことに心から感謝しています。

そんなこんなで海外公演へと旅立ちます。
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今回も長くなったのでこの辺で。

つづく。

マハーバーラタ公演の総括③

マハーバーラタ「幻祭前夜」アジアツアー【タイ〜中国〜フィリピン】
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↑タイ・バンコクにあるチュラロンコン大学シアターでの公演時に貼られたチラシ

僕にとって海外公演でタイに行けることは特別な思い入れがありました。
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タイ北部ランナー地方の芸能を現地で身につけてから日本で紹介する活動をしてきた僕が、その技術と身体性をもって出演する日本の作品でタイの人々に楽しんでもらうということは、師匠の言った「良い文化は国を越えて伝わっていく」という実践が〈タイ→日本、日本→タイ〉に還ったような気もしました。
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タイ人の学生で超満員の劇場。ネタでは大笑いの渦が起きました。
この物語を皆知ってるのもそうですが、日本人と観劇の楽しみ方が違くて面白かった。
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中国上海ではアートフェスで上演。
ここでは、しーんと見入る感じで日本人に近い印象を受ける。
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メガネーズ。笑
タイの熱帯から急にマイナス3度まで気温が下がり、この時一気に体調を崩した。。
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フィリピンでは有名な老舗劇場のペタ・シアターで上演。
熱意ある劇場スタッフさん方、熱気溢れる満員の観客が素晴らしかった。
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終演後はロビーでお客様たちによる記念撮影の嵐でこれも貴重な体験でした(笑)
ちなみにこの公演のゲネ前が体調最悪でダウンしました。。。


〜小池博史氏の創作現場を体験して〜
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元パパ・タラフマラという団体で演出総監督をされていた小池さん。
オーディション合格(仮)の報せを受けた後、過去の作品群のDVD短編集を頂戴しました。

僕は普段コンテンポラリーダンス作品を見るのは苦手なのですが、舞台映像の1つ1つがセット〜演出すべて大がかりで出演者の身体演技もポテンシャルが高く驚く。
また短い映像ながらメッセージ性が強くて「わ〜こういう作品に参加するんだ…大丈夫かな」と期待と不安でドキドキしました。

脚本を読んでもビックリ。
芝居かと思いきやほとんど台詞なし。

雰囲気はひしひし伝わってくるものの絵的に想像つかなかったけど、前年にインドで公演された映像を見て納得…確かに脚本の通りでした。
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話は飛び、東京公演が終演した後の打ち上げで小池さんが「作品というのは思想、哲学だ。それがなければ言葉は力を持たない」と話してくださり金言だなぁと感じました。

そして、創作現場を共にして抱いた小池さんへの印象もそのまま、言動から生き方まで「思想的で哲学者みたいな人」でした。(ただし下品な発言や暴言の振れ幅も凄く、そこがまた面白い)
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細やかな演出で、数センチ単位の立ち位置にこだわり、それがそのままシーンの迫力や情感へと変わっていく。
それが段々実感できるようになってくると、小池さんが世界中で作品を上演してきた凄腕の演出家というのも納得。

世界中に彼の作品に出演したい人々がいて、今回は不思議なご縁で僕が出演させて頂けたのは本当に幸運なことでした。


稽古はおそらく高確率で僕(カルナ、クリシュナ) と吉澤くん(ドリタラーシュトラ)が演出&檄を受けていたかと思います。↓およそ、この図のとおり笑
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おかげで役としての居方から、動作の印象までガラリと変化することができました。

きっとそれは元々自分が持っていた資質なんだろうけど、自分で出そうとしても出せなかった部分を小池さんに引き出していただけたように感じます。
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諦めず、飽きず、甘やかさず、厳しく(しつこく笑)言い続けてくださった賜物です。

「妥協はしない」といっても小池さんの中では最低限せざるを得ない事柄もあるのでしょうが、基本「絶対しない!」その姿勢にプロフェッショナルを感じました。
(それくらい常人レベルではない…いい意味で)

小池博史ブリッジプロジェクトのマハーバーラタシリーズは「世界の調和」を投げかけていて、今の時代に重要なキーワードだと思います。
この作品を通してそれを訴える1つの役割を頂けたことに感謝しかありません。
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ある意味、演劇ダンス界に疎い僕は場違い感もあったと思いますが、時代を駆け続ける小池さんの演出力に触れ、ジャンル、技術、身体性や能力etc…いつの間にか自分で築いていた制約に気づき「そんなものぶっ壊していいんだ!!!」と思えたのは目からウロコな体験で大きな収穫でした。
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〜小池さんによる僕のFacebook紹介文を引用〜

「土屋悠太郎!タイランナー地方の舞踊を基礎としている。
今回の稽古で大きく変化した。さらに才能を伸ばしていけるだろう。これからがとても楽しみ。」

『もっと成長できる』未開の可能性を知れたこと、本当にありがとうございました!
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現在インドネシアで制作中の第3部大変気になっており、息子と観劇に行く準備中。
面白いに違いない!要チェックです。http://kikh.com/mahabharata3/jp/


それではこの辺で。
(次回が最後の総括予定です)


マハーバーラタ公演の総括④

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今回が昨年出演した「幻祭前夜〜マハーバーラタより〜」最後の総括。
こんなに書いてきても僕にとって有意義で貴重な経験、学びになったことはまだまだある。
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大事なことだけを言葉にして記事にしてきたけれど、本当は些細なことから感じたことの中に僕がずっと求めてた答えがあったのかもしれない。
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↑役のための断髪式。心温まる先輩方の笑顔 
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↑本番前、各自ストレッチや集中を高める時間 
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↑始まった途端、ピリリと


表現は「幸せになるためにするもの」だと今は思うけど、昔の僕は苦しむために表現してたんじゃないか?と思えるくらい表現との距離感や関わり方が掴めていなかった。

大学入学後、成りたい自分になるための術として一念発起で演劇の表現を始めた。(言いたいことを言えるようにとか、思いきり笑えるようにとか(笑)。この時期、日常の自然な表現が苦手になっていた)

3回生の留学時にタイランナー芸能と師匠に出会い、舞踊の表現方法を身につける。

卒業後(友人との表現活動や有機農業研修もあるが省略)、色々あって演技を仕事にする業界へ右も左も分からないまま飛び込んだ。心に無理をして頑張るも正しい努力の仕方も進み方も見えず、また尊敬したり憧れる人との出会いもなく、自分の内面が枯れていくばかりの状況に「この方向性は違うようだ」と道を断った。
そもそも向いてない業界だったとは思うし、運がなかったのは過程を楽しめていなかったからだろう。

夢を捨てると人は真っ白になるもので、しばらく茫然としたまま(非常勤で働いていた)福祉業界でそのまま仕事をしながら徐々に、心身に障害を抱える方々や高齢者やそこで働く方々との交流に癒され、学び、刺激を受けつつ働く意味や表現でやりたかったことをもう一度見つめ直す時間を過ごした。

そして、妻となる当時の彼女が忘れかけていた「タイ再修行の夢」を応援してくれたおかげで今の自分がある。


こんな紆余曲折をしてきた僕が今回出会った舞台マハーバーラタには、まず尊敬する小谷野さんがいた。 
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そして、表現の道を真摯に歩み続けてこられた先輩方に囲まれて、圧倒的な能力と豊かな身体性、思想、魅力に生で触れられる日々を過ごせた。
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昔、喉から手が出るほど求めていた存在、表現、環境がすべてここには在った。
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自身の芸能観にしてもそうで、伝統芸能を身につけてただ演じるだけじゃなく、どう用いて新しい価値を生むか?を考えてきた。その最先端の実践の場であり、それに挑む他ジャンルの諸先輩方の姿は刺激的かつ勉強になった。
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ここは僕にとって、かつて目指した夢の先にいるような現場に他ならなかった。


〜では今後もこの境界線で活動をしていくべきだろうか?〜

これだけのプロフェッショナルな人々を集め、作品を創作し、世界で上演していくことは生半可な覚悟ではできない。
対価として賭けるもの、失うものがあるのは確かで(時間や労力や様々な機会など)、他にも守りたいものができた今の僕にはそう簡単に選べることではない。

きっと夢を追っていた時代にこの公演と出会い同じ経験ができていたら、一途にこの道に全てを賭けて走り続けていたかもしれないと正直思う。
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それだけ僕にとって人生を賭けて表現していくに値する価値がここにはあったから。


ただ、この挑戦ができたのも、自分の気持ちを理解し応援してくれた妻のおかげである。
協力し支えてくれた母の存在も大きい。

それに、この選択には息子が保育園という環境で初めて過ごすという試練もあった。
保育園で息子が病気をもらってきたら、夜も寝ずに看病して改善したら保育園に預けて稽古に行ったことも、妻や母が急遽代わりに看てくれたこともあった。

海外公演期間中には妻が長期休暇をこの時期に合わせて取ってくれたから行けたのも事実だし、東京公演は母が泊まりがけで家に来てくれたりと、書けば書くほど、まぎれもなく家族の協力なしにはあり得ない挑戦だった。

舞台に全てを賭けるか、協力し支えてくれる者があってこそ実現できる舞台。
そんな覚悟なくして表現できない世界や人の輝きが発現される舞台。
誰にでも出来ることじゃなく、かつ選ばれた者しか立てない厳しい舞台。

だから尊いし、その表現に大きな価値があることを今は理解できる。
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だけど、表現を志す全ての人がそこを目指すことはないとも僕は思う。今回の自分のように、家族を持ちながらこんな大舞台に参加するチャンスを得られる人というのは極めて稀だろうからだ。

僕はタイランナー芸能をもとに活動してく上では、今後も自分が生きる上で大切にしたいことをテーマに活動し、そこに共感していただける方々と、その人たちの暮らしの条件のもとで表現する術を模索、実践していきたい。
その楽しさと充実感も僕は大好きだし、幸せになるための表現はそこに眠っているとも感じている。

総じて「自分の幸せとは何か?を見つめ、その時できるやり方でまっすぐ追い求めることが僕にとって表現する目的であり、それによって成長してくのが尊く、望ましいこと」というのが今の答えだ。
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まとめると、過去に行き場を失くし傷ついたままだった僕の魂が今回の圧倒的な舞台経験によって癒され、浄化され救われたことへの感謝が1つ。 
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ようやく出会えた本物と思える表現者たち(演出家の小池さん、尊敬する小谷野さんはじめ共演者のプロフェッショナルなメンバー)との創作時間と共演の刺激があってこそ、1度は失望した世界の真の魅力や楽しさを知れた感動と喜び。
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もし条件を揃えることができるなら「再びこのような舞台に立ってみたい!」と思える自分が今ここにいることへの率直な驚きを最後に書き記しておきたい。 
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こんな多種多様な想いを抱いたからこそ、2015年の一大チャレンジだったマハーバーラタ公演を総括せず胸の中にしまっておきたかったんだな〜と、ここまで書いてきて理解した自分がいる。
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これにて第4回にわたる『幻祭前夜〜マハーバーラタより』公演の総括を終わります。

明日からマハーバーラタ第3部鑑賞のため息子とインドネシアへ出発!!!
この総括が間に合ってよかった。しっかり見届けてきます!


お付き合いいただき、ありがとうございました〜。 
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土屋悠太郎

マハーバーラタ第3部観劇@インドネシア

9/27-30にインドネシアの首都ジャカルタへ息子と2人旅してきました。
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初めて訪れる国で、苦手な英語でのやり取りも、通貨ルピーと物価感覚に慣れる作業も、観光も色々あって(楽しいこともピンチも)かなり経験値が上がりました。
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慣れない場所の上、守る存在がいて気は張るし、全然身軽じゃないから自由度も低いけど、彼のおかげで1人では考えたり感じられない出来事や発見があって感謝。

昔はうちの父も家族旅行の際こんな気苦労してたんだろうなぁ〜と初めて気づく(笑)
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かつ、念願の公演続編を見られたことで得たことは大きい。
僕も次に進みます!


【以下、初日舞台観劇後の感想】

マハーバーラタpart.3を鑑賞。
自分が体感していた世界の続きを今度は客席から見る不思議。
本で読んだ記憶の中の物語がこう来たか!というシーンの連続で、この作品に慣れ親しんだ文化圏の人々は同じ感覚で面白いんだろうなぁ。

今回もキャストは母語で台詞を話していた(小谷野さんはほぼインドネシア語?)が、自分の分かる言語が出てきた途端に理解が追いつくし、登場人物たちは言葉の垣根を越えて通じ合っているのが「同じ人間であること」を実感させられた。

第一部から出演されている小谷野哲郎さん、白井さち子さん、リー・スイキョンさんは役の深みと舞台の居方が抜群で作品の安定感を生んでいた。
またこのお三方を観てると「こうやって年をとったらいいんだなぁ」なんて感じて、舞台にいるその姿から年齢を重ねる良さを勝手に教わる。

初見のメンバーも1人1人まったく違う身体性が個性を際立たせていた。
それは芸能技術の違いというよりも、生まれ育ち過ごしてきた地域の文化・風習・匂いが染み付いた身体ゆえのものだと思う。
出演者のフとした瞬間に醸し出す雰囲気や流れる匂いが違うことによる多様性は作品に通底する調和へと繋がっている。

今回初めて観客として小池博史ブリッジプロジェクトのマハーバーラタを見て感じたのは、この観劇体験を通してアジア人が通じ合えるだろう「何か」があること。
昨年のタイ~中国~フィリピン~東京公演でもなんとなく感じられたけど、あらためて今の時代に意義のある作品&プロジェクトだと感じる。
日本制作で奇しくもそのバトンを繋ぐ1人になれたことを誇りに思う。
演出の小池さんとは大した話はできなかったけど作品に関われた感謝は伝えられた(気持ちわりーな!と一蹴されたけど笑)。

膝に抱いて観てた3歳児の息子は90分の舞台を集中してよく見ていた。
僕の影響 (東京公演や前作の映像を見たり、小谷野さんが好きだったり) もあるといえ驚く。
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終演後、キャストの皆さんに照れつつ笑顔で歩み寄って行く彼の姿に「一緒に来れて良かった」としみじみ思う。
可愛がっていただきありがとうございました。
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↑そして2日目千秋楽公演後、小谷野さんとツーショット。
またお会いできる日を楽しみに。テリマカシ〜(感謝)!



歩みの途上にて

明日から12月チェンマイ修行へ。 

つい1年前のこの時期は、小池博史ブリッジプロジェクト「幻祭前夜~マハーバーラタより~」の本番中でした。
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このブログにも書きましたが大きな影響を受けた舞台作品です。 

海外ツアーはタイのバンコクから始まり、中国の上海、フィリピンのマニラと駆け抜けました。 

タイと中国の寒暖差30度にやられてインフルエンザにかかってるとはつゆ知らず、しんどい症状に耐えたマニラ公演はいまや懐かしい思い出です。。 


そのマニラでCNNの取材があり放送されていたことを最近知りました。 
どうぞ映像をご覧ください! 

http://cnnphilippines.com/videos/2015/12/07/Mahabharata-B-War.html

また、小池博史ブリッジプロジェクトではもうすぐ新作「世界会議」の公演が東京であります。 
未知の体験と衝撃と思想の時間を楽しめることと思います。 

観劇をおすすめしたい作品です! 
 
~公演案内~ 
http://natalie.mu/stage/news/212312






マハーバーラタ@タイ滞在制作、稽古場見学

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[6/15]修行の合間にタイ滞在制作中の『小池博史bridge projectマハーバーラタ』稽古を見学しに行った。
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場所はチェンマイ大学内で僕にとって懐かしい思い出の地。
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脳裏に残る留学時代の日常風景の中、リハーサル部屋を探して息子と学内を歩くのは不思議な感じだった。

やっと到着!
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まだ緊張して馴染めない彼は離れてじーっと眺めている。
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その時の様子を出演者の小谷野さんが撮ってくれた写真、似てるな(笑)

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稽古は始まって4日目ですでに作品の雰囲気が見えていた。
アジア各地での創作を経た土台となる世界観と身体の共通性みたいなものか。
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今回ついに完結編ということで結末に向けた場面展開と演技、ラストシーンをどう見せるのか今から楽しみ。
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来月また見学予定。北タイ芸能のまだ見ぬ魅力も見られるかな〜とも期待。

マハーバーラタ稽古見学後は会いたかった皆さんとお食事へ。
(小池さんも忙しいなか来てくださったけど写真撮り忘れる…)

その後カフェでまったり、おもしろ写真撮影会。
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劇中より、「アルジュナ…‼︎‼︎」
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いろんなお話をしたけども、その中で思い出話を1つ。

この日の稽古でまだ場に慣れていない若手パフォーマーもいて、彼らを見ていると2015年日本制作当時参加した自分を思い出した。
プロの舞台創作現場にいきなり参加したので右も左もよく分からず、そもそも頑張り方がよく分からぬまま「毎日ダメ出しされる」スリリングな日々を過ごしていた。

それが瓦解したのは海外公演も間近に迫った稽古中、何かの拍子に小池さんが大笑いして「お前変な奴だな!」と愛情?を込めて罵られた時だった。
さち子さんと真生さんが「それはかなりの褒め言葉だよ」とすかさずフォローしてくださり、小谷野さんが「つっちーはそれでいいんだよ、その方がつっちーらしいんだよ」と悟してくださって何だか開眼。
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(出来てないことは引き続き努力するにしろ、)まずはこの場で一生懸命になれる頑張り方が分かったような気がしたし、それからはダメ出しも奮起される材料になった。
小池さんも「前方からにらみ続ける恐い印象」から「心強くて頼もしい」存在へと変化!
まさに大先輩方の助け船によって救われたのでした、感謝感謝。

話を戻すと、今回の若手パフォーマーも早く自身の芸と身体能力の活かし方が見つかるといいな〜と応援しています。(了)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京公演は8月12日と13日のみ。
詳細はこちらをご覧ください。
http://kikh.com/mahabharata4/




マハーバーラタ@タイ3公演全制覇!笑

8月のチェンマイ修行中、小池博史ブリッジプロジェクト『マハーバーラタ~最終章』チェンマイ公演が思い出深いナタシン舞踊学校シアターで上演された。

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師匠と息子とマックスくんと一緒に観劇し、心身の良いエナジー補給となった。



以下、感想。


戦いに次ぐ戦いのシーンが激しくも美しく哀しい。

太古の神話から現代の人々にフォーカスを移す。

演劇でも舞踊でもなくジャンルを跨いで魅せる小池さんの創作スタイルは芸能が持つ普遍性とマッチする。」



上演後の写真撮影、皆清々しく良い笑顔をされていた。

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演出家、世界の小池さん!

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真摯なプロフェッショナルパフォーマー白井さち子さん!

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この方に憧れて出会えたこの舞台、バリ仮面舞踊家小谷野哲郎さん!



バンコク公演も応援だ!!!


・・・・

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と、いうことでバンコクに戻った翌日は『マハーバーラタ』バンコク公演へ。息子とタイ3公演制覇、ウィー!

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千秋楽の会場に到着すると上演20分前なのに劇場前で小谷野さんと遭遇。笑顔で悠々体操されていてさすがでした笑



以下、感想。


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終演直後。気持ちのいい笑顔!


「小池博史ブリッジプロジェクト『マハーバーラタ』はアジア各国で活躍するアーティストが集い各々の文化や芸を融合させ壮大な世界観を築き上げている。

その11人は普段から自身の芸能や表現を究めんと真摯に生きている人々だ。


文化も芸能も人と時間を介在し変化してきたように、アジア各国で滞在制作しバトンを繋いできたこの作品には凝縮された人々の歴史や時間と普遍性が立ち現れているように感じる。

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僕の目がどうしても奪われるのは第1部から出演されている小谷野哲郎さん、白井さち子さん、リースイキョンさんの佇まい。


人生に何を求め糧として生きてきたか?

雄弁に物語る身体は生き様であり命の形のようでもある。


全作5年の軌跡を通じて大先輩の3名に感じる変化は役の深みと円熟味、そして歳を重ねる醍醐味であったりする。


平等に経過する時間の中でいかに己の肉体と芸に向き合うか。

僕にとって大きな問いにもそれぞれのアプローチによる一答が見えてくる。だからか、とても美しかった。

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劇場を出て風に吹かれている小池さんが妙に爽やかで、手応えを感じているのかな?と思った。

そして劇場がよく似合う人だと思った。


チェンマイ&バンコク公演を見届けて思うのはやはりたくさんの人に見ていただきたい作品だということ。

個人的には今という世を捉えたいと切実に願っている方にもお勧めです。」


☆☆☆公演終了☆☆☆


マハーバーラタ最終章「戦いは終わった」

http://kikh.com/mahabharata4/

東京公演パルテノン多摩

812日(土)19:00

813日(日)14:00

前売 一般3500 高校生以下2000


マハーバーラタ初心者のみなさんには、こちら!既に知ってる!という方も、改めて読むとまた面白い!!

↓↓↓

「マハーバーラタってなんですか?」

http://kikh.com/mahabharata/what/

マハーバーラタ四コママンガ「すげぇよ、バラタさんたち」

http://kikh.com/mahabharata/manga/



☆☆☆☆☆☆

そういえば日本公演の劇場パンフレットには北タイ・ランナー芸能について僕も寄稿させて頂きました。

☆☆☆☆☆☆

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これだけ本気で面白いと思える作品、人々に出会えて良かった。

全公演一緒に観劇してきた息子にも良い刺激を頂きました!感謝。





幻祭前夜ーマハーバーラタより、日本ツアーへ!

2015年にタイ、中国、フィリピン、東京でツアー公演した思い出深き舞台
幻祭前夜ーマハーバーラタより』日本ツアーに出演します。
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いざ日本へ。
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行くぞー。おー!!!
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日本到着!タイに比べてずいぶん肌寒い。
(この後、息子が手足口病を発症しましたがすぐ良くなりました😅)

幻祭前夜2018の詳細は以下のとおり。
再演の機会に感謝して頑張ります。

皆さんぜひご観覧にいらしてください!!
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2018年度地域連携事業 5館共同制作
Super Theater 小池博史ブリッジプロジェクト
「新・伝統舞踊劇
 幻祭前夜2018~マハーバーラタより」

 世界三大叙事詩のひとつ
 「マハーバーラタ」!
 その舞台公演を
 ジャンルの枠組みを超えた
 手法で実現 !!

演劇×伝統舞踊×ダンス×生演奏=??
あらゆる舞台芸術を調和し超えていく
大人も子供も身体の感覚全てで楽しめる
演出家・小池博史によるスーパーシアター!
ぜひ劇場でご覧ください!

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この公演は、千葉県流山市、東京都多摩市、石川県金沢市、長野県茅野市、宮城県仙台市の文化・公共施設5館による連携事業です。5館が一丸となり3ヶ月に渡る国内ツアーを制作していきます。また、本公演に先立ち各地の市民を対象としたワークショップを開催いたします。

【TOUR】
千葉/流山 流山文化会館:6/9(土)
東京/多摩 パルテノン多摩:6/16(土)
石川/金沢 金沢市民芸術村:6/23(土)~24(日)
長野/茅野 茅野市民館:9/9(日)
宮城/仙台 日立システムズホール仙台:9/16(日)

\複数館ご観劇特典!/
2館以上ご観劇いただいた方へ、粗品をプレゼントいたします。各劇場の受付にて、別の劇場のチケット含む2枚以上の半券をお見せください。

【WORKSHOP】
公演に先立ち、関連ワークショップ「からだと音楽で作品をつくろう!」を開催します。
千葉/流山 流山市おおたかの森センター:5/11(金)~13(日)
石川/金沢 金沢市民芸術村(金沢芸術創造財団):5/15(火)~17(木)
東京/多摩 パルテノン多摩:5/18(金)~20(日)
長野/茅野 茅野市民館:6/27(水)~30(土)
宮城/仙台 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター):7/13(金)~15(日)

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■流山市文化会館
小林一茶の旅路を支え、菱田春草ら若き才能の育成に尽力した流山は、みりんなど、醸造家が中心になって文化を応援する気風があったと言われています。流山市文化会館では、築50年の古い建物ですが、10年前から小池博史さんの公演を続け、高校演劇部によるバリアフリー公演や子育てコンサートなど文化と福祉の融合企画も盛んです。また、流山市生涯学習センターやおおたかの森センターなどでも、小池博史さんのワークショップや企画展などを続け10年目を迎えます。
https://gensai2018-nagareyama.jimdofree.com/

■パルテノン多摩
1987年に開館したパルテノン多摩は、80段の大階段、8本柱のパーゴラなど特徴的な外観を誇る複合文化施設です。多目的に利用できる大・小ホールをはじめ、展示室、会議室、練習室など幅広い文化活動を可能とする施設を備えています。文化活動の振興や郷土の文化・自然環境に関する史資料の収集や保存・公開、市民が参加体験する文化芸術事業の推進などに取り組んでいくとともに、地域の結びつきを強め、次世代へと継承していくことを目指しています。
http://www.parthenon.or.jp/

■金沢市民芸術村
約10ヘクタールに及ぶ緑あふれる広大な敷地には、かつて紡績工場がありました。金沢市民芸術村は、吹き抜けの高い天井や赤レンガの壁面など旧大和紡績倉庫群の魅力を活かして改修し、市民が演劇や音楽、美術などの芸術活動を行える施設として、平成8年(1996年)に誕生しました。以来、年間およそ20万人が利用する、地域の文化発信・交流拠点となっています。
http://www.kanazawa-arts.or.jp

■茅野市民館
諏訪湖を囲む盆地に位置する八ヶ岳山麓の高原都市、長野県茅野市にある茅野市民館。茅野市美術館を併設し、劇場・音楽ホール、市民ギャラリー、図書室などを有する文化複合施設です。「市民一人ひとりが主人公になれる場」の理念のもと、建設計画から市民が直接参加してつくられ、地域の交流拠点として2005年に誕生しました。JR茅野駅に直結し、国宝土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」といった縄文遺物や遺跡、歴史ある諏訪大社を訪れる玄関口にあたります。
http://www.chinoshiminkan.jp/

■日立システムズホール仙台
時代を代表する文化人・伊達正宗公がその発展の礎を築き、市の木ケヤキをはじめ、緑溢れる杜の都・仙台。日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)は、繊細で豊かな響きを堪能できるコンサートホール、ステージとの一体感が得られるシアターホール、誰もが自由に利用できるパフォーマンス広場など、多様なニーズに対応した仙台市の文化拠点施設です。地下鉄南北線旭ヶ丘駅に隣接し、眼下には台原森林公園が広がります。
http://www.bunka.city.sendai.jp/

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Super Theater 小池博史ブリッジプロジェクト
「新・伝統舞踊劇 幻祭前夜2018~マハーバーラタより」
http://kikh.com/mahabharata/

 今がこの世の境界線

マハーバーラタとは
「マハーバーラタ」は古代インドの聖典でその長さは聖書の4倍と言われています。その影響は広く、インドをはじめ、ジャワ、マレー、タイ、バリ島を中心としたアジア各地の宗教・思想・文化・哲学・倫理・政治・法律などあらゆる方面の根本経典として尊崇されています。現代に通じる哲学とバカバカしい人間模様が次々と出て来る、一大エンターテインメントでもあるのが「マハーバーラタ」。愚かで悲しく、嬉々として神々と人間が入り乱れつつ時空を飛び越えて展開する壮大な物語。

【あらすじ】
この物語は、「バラタ族」という「偉大な(=マハー)」大家族の中で、「クルの血を引く者」と「パーンドゥの血を引く者」とが富や権力を求め対立を深めていくお話です。その溝は徐々に深まり、欲望・嫉妬・怒り・怨み・悲しみなどからやがて大戦争を引き起こしていきます。本作は2つの家族の対立が起こる“衝突場面”から始まり、やがて起こる大戦の前夜までを描きます。

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演出・脚本・振付・構成:小池博史

出演・振付:小谷野哲郎(バリ舞踊)、張春祥(京劇)、川満香多(琉球舞踊)、谷口界(アクロバット)、土屋悠太郎(タイ古典舞踊)、𠮷澤慎吾(パフォーマー)、YASUCHIKA、福島梓、ムーンムーン・シン(インド古典舞踊)
演奏:下町兄弟(ジャンベ・パーカッション)、大城貴幸(琉球音楽)

原作:「マハーバーラタ」
作曲:チャンドラン・ベヤツマル(インド)、藤井健介、下町兄弟、大城貴幸
舞台美術:フィロス・カーン(インド)
仮面:イ・ワヤン・タングー(インドネシア)、イ・マデ・スティアルカ(インドネシア)
衣装:マンダキニ・ゴスワミ(インド)
舞台美術助手:ソーラブ・ポッダー(インド)
衣装アシスタント:岡田三千代
舞台監督:吉田誠、中原和樹
照明:富山貴之
音響:印南昭太朗
演出助手:根本和歌菜
音楽プラン:小池博史
宣伝美術:梅村昇史
制作協力:株式会社サイ

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Super Theater 小池博史ブリッジプロジェクト
五感すべてで感じるシアター。世界各国で作品創作を行い、舞台芸術の第一線で30年以上活動を続けてきた小池博史によって命名された。バレエ・演劇・モダンダンス・サーカス・伝統舞踊等あらゆるバックグラウンドを持つパフォーマーや音楽家がフィールドを超えて舞台の上で調和することで、既存の舞台芸術の枠を飛び越えた作品作りを行う。

小池博史 プロフィール
演出家・作家・振付家、「舞台芸術の学校」代表
茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。1982年パフォーミングアーツグループ「パパ・タラフマラ」設立。以降、全55作品の作・演出・振付を手掛ける。2012年5月解散。その後「小池博史ブリッジプロジェクト」を立ち上げ、世界各地で12作品を創作。演劇・舞踊・美術・音楽等のジャンルを超えた作品群を40ヶ国で上演。97~04年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員等さまざまな審議員、審査員等を歴任。
著書として「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」(2011年、青幻舎刊)、「からだのこえをきく」(2013年、新潮社刊)、「新・舞台芸術論-21世紀風姿花伝」(2017年12月、水声社刊)。毎月1回、メールマガジンを発行中。

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小池さんは一種の「スーパー・シアター」の手法を用い、強烈な情感と優雅でスピーディーな振り付けによって、難解さを超越した「マハーバーラタ」の神髄を直に観客に伝えました。
……きっと今後三十年、ひょっとしたらそれよりも遥か先まで、この「マハーバーラタ」を超える作品は生まれないかも知れません。そういう意味でも、この芝居は大変な傑作だと思います。
――アレックス・カー(東洋文化研究家・著述家)

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幻祭前夜2018、稽古スタート!

流山エルズ。幻祭前夜の稽古が始まる。
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立派な立て看板発見!!!
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このホールは前公演時も稽古をしたので入った途端、記憶が蘇る。
そしたらドキドキが止まらない。(苦労してたから…笑)
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幻祭前夜2018ーマハーバーラタよりー舞台稽古風景。
小谷野さんを中心にラップ練習をしてるところ。
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こちらは新キャストでナイスガイの川満香多さん(琉球舞踊)とYASUCHIKAさん。

小池博史ブリッジプロジェクトは活力溢れる身体と命輝く眼を持つ方々と出会えるので、緊張もするけれど僕は大好きです。
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今回も様々な出自と特技を持つ出演者の皆さんと調和する舞台を目指します。







プロフィール

土屋悠太郎

Author:土屋悠太郎
◆タイ舞踊家-タイ北部ランナー文化継承-
【ランナー舞踊フォンジューン/剣舞フォンダープ/太鼓演舞グロンサバチャイ、チャイヤモンコン/テーワキンカラ―/ティンボン、モンスーン、チャープ演奏ほか】
タイネーム:Siri Mongkol Skana


1981生、神奈川県出身。京都精華大学卒業。
2002年、タイ・チェンマイに留学した際にPo kruu Mongkol(モンコン師匠)、kruu Peerawat Shiengcharee(ガン先生)に出会い、師事する。
北部タイ・ランナー地方の伝統舞踊フォンジューン、剣舞フォンダープを習得。人間国宝kruu Pan(パン先生)にも指導を受け、現地で多くのショーに出演し、経験を積む。
帰国後、タイフェスティバルやタイ王国総領事館主催パーティー招聘出演など日本国内のショー多数。

大学卒業後、三重県伊賀市で1年間の有機農業研修に従事。田畑を耕し、過疎地域に若者を招いて盛り上げる。その後、東京での俳優活動を経て、障がい者や高齢者と関わる仕事に携わる。利用者さんとの交流を通し、タイ芸能の「人を明るく元気にする力」を確信。2009年以降、毎年タイに渡り修行する。
2012年、師匠からSiri Mongkol Skanaという名前を授かる。

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2009年4月~6月渡タイ
kruu Saran Suwannachot(ニック先生)、人間国宝のkruu Kam(カム先生)に剣舞フォンダープをご指導いただく。モンコン師匠と7年ぶりの再会を果たす。

2010年4月~5月渡タイ
モンコン師匠のもと2ヶ月間の住み込み修行。ランナー芸能を幅広く学ぶ。太鼓作りの技法も学び、自作のサバチャイ太鼓とモンスーン太鼓を持ち帰る。

2011年3月、仙台在住時に東日本大震災発生。災害ボランティア活動に専念したのち、表現による支援活動を続ける。

2012年4月渡タイ
自身の誕生日に行った儀式ワイクルーにて「Siri Mongkol Skana」のタイネームを師匠より授かる。

2013年、初めての子どもを迎える。

2014年1月渡タイ
モンコン師匠宅で修行。kruu(先生)としての教えを受ける。ワイクルーを行うための特別なpapikaneet(象の顔をした表現の神)像を拝受。

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◆タイ芸能集団アロム・ランナー 主宰
タイで習得した芸能をもとに日本で喜ばれる表現方法を研究、実践する表現集団。タイ芸能ショー、異文化体験ワークショップの他、ハイブリッド紙芝居「とびだす紙芝居!タイのむかしばなし」では芝居、舞踊、楽器演奏をミックスした新しい表現スタイルの作品を上演。タイを身近に感じてもらえるプログラムが好評。(文化庁芸術家派遣事業プログラムとして2012年以降、実施)団体名は、ランナー地方の芸能の魅力が伝わるショーを目指し「ランナー気分」という意。

◆Art Revival Connection TOHOKU(ARC>T)
2011年3月11日の東日本大震災後、東北の舞台人が集まりジャンルを超えて結成した団体。4月設立当初から参加。文化を通して東北の復興を応援する取り組みにタイ芸能を活かした活動を行う。

◆夢トラック劇団~結~
NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが震災直後に主催したプロジェクト。4tトラックの荷台を舞台に、津波で被災した沿岸地域の子どもたちに芝居を届ける。
2011.4/29-5/5岩手~宮城(釜石・山田町・陸前高田・名取・東松島・石巻)全6ステージ。

◆TheatreGroup”OCT/PASS”
Vol.33“Play Kenji”♯6東日本大震災魂鎮め公演『人や銀河や修羅や海胆は』賛助出演。
2011.7/9-7/30宮城県内(大河原えずこホール・仙台錦町公園・瀧澤寺・秋保・古川)全8ステージ。
東北が誇る劇作・演出家、石川裕人を代表とする劇団。前身はアングラ劇団十月劇場。夢トラック出演時、裕人さんに誘われ震災後初の劇団公演参加。

◆絆支援員ワークショップ講師。仮設住宅を巡回する支援員のコミュニケーションワークショップを実施。

◆文化庁 H23-27年度「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」[東日本大震災復興支援対応]でさまざまなタイ芸能プログラムを実施。仙台市内・宮城県域の幼児~小学生にショーを届ける。

◆お芝居デリバリーまりまり
さまざまな場所にお芝居を届ける東京の俳優集団。タイの芸能を活かした取り組みも行う。『2009-10福祉職就労支援事業(厚労省委託事業)』『2011-12日本→ブラジルお芝居出前プロジェクト(静岡文化芸術大学・国際交流基金)』浜松公演~2012.8/6-23ブラジルツアー参加。

◆杜の都の演劇祭2012『深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール』プログラムディレクター。タイ芸能ショー含む構成、演出、出演。2013年2月1日(金)-3日(日)全6ステージ@タイ料理店サバイサバイ

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