土屋悠太郎 ~タイ・ランナー舞踊の名刺web~

バンコク在住。タイ北部ランナー地方の芸能を継承する子連れタイ舞踊家のブログ

 
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10月チェンマイ修行②identity

10月21日

タイ語が母語でない僕は師匠の話しの内容を6~7割しか理解できない。
難しい専門用語はなおさら。

そのため理解するまで何回でも同じことを質問するし、師匠もそうしろと昔から言って付き合ってくれている。
弟子が多い時は早口になってさらにチンプンカンプンになり、言語力の低さや外国人であることに悔しい思いをしょっちゅうする。

でも僕は日本で生まれ育ってからタイ芸能と師匠に出会い魅せられたのだし、ここで身に付けた技術と知識は日本で仕事にして喜ばれたいのだからさもありなん。
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修行中「もし通訳がいたら便利だろうなぁ」と思うけど、信頼関係は一対一の人間として向き合い本音の付き合いが築かれてこそだし、師弟関係は最たるものだと思う。
奥義なんてそういう師弟間で守られてきたのだからなおのこと。

僕の修行は住み込みで生活を共にし、師が何に喜び怒り哀しみ楽しみを感じて生きてるのか見続けて、彼の素晴らしい所も短所もたくさん見て知った上で尊敬し学んでいる。
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師の生き方と生き様に触れてきたから、芸の本質と思想哲学ともがっぷり四つに組む修行が今できるのだ。

これを皆が一朝一夕に出来るとは思わないし、師と出会ってから16年の月日を思うとあらかじめ決められた道のようにも感じるし、自分の意志だけではここに至れないものが在るとつくづく思う。
だから、そういうものを引っくるめ全てに感謝したい気持ちになる。
ありがたや。
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写真は朝練後。構えの確認のため息子に撮ってもらったものと、蟻の大群が引っ越しする様子を時々噛まれながらキャーキャー言って観察したものと、自身の記録のため自撮りしたもの。


10月22日
チェンマイからバンコクへ。
ここでは普段の生活の中でいかに自分で自分を磨き続けることができるかが試練。一番難しい。
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師やバディと次の再会を楽しめるよう心して過ごしたい。

ともあれ無事に着いてよかったね。お疲れ様!

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10月チェンマイ修行①Time goes foward

10月17日
チェンマイ修行開始。
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師匠に抱っこされる彼をふと見れば大きくなったもんだと驚く。
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一日目からハイペースで学び吸収中。この時間はいつまでもない。尊い。

10月18日
朝靄煙る早朝より稽古スタート。
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剣で木を切り倒して両手に血豆&ハードトレーニングで怪我少々。未熟な証拠。
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この痛みも糧に地味でいいから着実なステップアップを目指したい。
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僕らの動きを見て息子も成長している。頼もしい。

10月19日
経験値が達して師匠の教えに理解が到ると身体操作や動きの概念が刷新される。
地道な努力の積み重ねとこれからの課題を実感する瞬間。
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共に学ぶバディP Aopの協力も有り難く、1人では決して得られない収穫がある。ご縁に感謝。
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今日は新たに学び始めたい方々が訪れたので、僕ら弟子は教えの実演役となり修行の成果を試す場とする。
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今の自分を知る機会。ここで得た深い気づきをまた明日の学びへと生かす。合掌

10月20日
朝焼けの空に目を奪われて1日がスタート。
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休憩中ふと目線を落とすと、この2年間で僕の手足の形が変わっているのに気がついた。

そういえば中学の卓球部、高校の弓道部、タイ留学で剣舞、有機農業研修で農作業...となにか懸命に取り組んだ後は大抵手の形が変わっていた。
今もそれが顕著に表れているのがなんだか嬉しくなる。
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夕方、共に学ぶバディが帰路に着く。
一気に寂しくなったので息子と戯れて元気を出した。
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明日もさらに何かを掴み取りたい。1歩前へ。

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プロフィール

土屋悠太郎

Author:土屋悠太郎
◆タイ舞踊家-タイ北部ランナー文化継承-
【ランナー舞踊フォンジューン/剣舞フォンダープ/太鼓演舞グロンサバチャイ、チャイヤモンコン/テーワキンカラ―/ティンボン、モンスーン、チャープ演奏ほか】
タイネーム:Siri Mongkol Skana


1981生、神奈川県出身。京都精華大学卒業。
2002年、タイ・チェンマイに留学した際にPo kruu Mongkol(モンコン師匠)、kruu Peerawat Shiengcharee(ガン先生)に出会い、師事する。
北部タイ・ランナー地方の伝統舞踊フォンジューン、剣舞フォンダープを習得。人間国宝kruu Pan(パン先生)にも指導を受け、現地で多くのショーに出演し、経験を積む。
帰国後、タイフェスティバルやタイ王国総領事館主催パーティー招聘出演など日本国内のショー多数。

大学卒業後、三重県伊賀市で1年間の有機農業研修に従事。田畑を耕し、過疎地域に若者を招いて盛り上げる。その後、東京での俳優活動を経て、障がい者や高齢者と関わる仕事に携わる。利用者さんとの交流を通し、タイ芸能の「人を明るく元気にする力」を確信。2009年以降、毎年タイに渡り修行する。
2012年、師匠からSiri Mongkol Skanaという名前を授かる。

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2009年4月~6月渡タイ
kruu Saran Suwannachot(ニック先生)、人間国宝のkruu Kam(カム先生)に剣舞フォンダープをご指導いただく。モンコン師匠と7年ぶりの再会を果たす。

2010年4月~5月渡タイ
モンコン師匠のもと2ヶ月間の住み込み修行。ランナー芸能を幅広く学ぶ。太鼓作りの技法も学び、自作のサバチャイ太鼓とモンスーン太鼓を持ち帰る。

2011年3月、仙台在住時に東日本大震災発生。災害ボランティア活動に専念したのち、表現による支援活動を続ける。

2012年4月渡タイ
自身の誕生日に行った儀式ワイクルーにて「Siri Mongkol Skana」のタイネームを師匠より授かる。

2013年、初めての子どもを迎える。

2014年1月渡タイ
モンコン師匠宅で修行。kruu(先生)としての教えを受ける。ワイクルーを行うための特別なpapikaneet(象の顔をした表現の神)像を拝受。

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◆タイ芸能集団アロム・ランナー 主宰
タイで習得した芸能をもとに日本で喜ばれる表現方法を研究、実践する表現集団。タイ芸能ショー、異文化体験ワークショップの他、ハイブリッド紙芝居「とびだす紙芝居!タイのむかしばなし」では芝居、舞踊、楽器演奏をミックスした新しい表現スタイルの作品を上演。タイを身近に感じてもらえるプログラムが好評。(文化庁芸術家派遣事業プログラムとして2012年以降、実施)団体名は、ランナー地方の芸能の魅力が伝わるショーを目指し「ランナー気分」という意。

◆Art Revival Connection TOHOKU(ARC>T)
2011年3月11日の東日本大震災後、東北の舞台人が集まりジャンルを超えて結成した団体。4月設立当初から参加。文化を通して東北の復興を応援する取り組みにタイ芸能を活かした活動を行う。

◆夢トラック劇団~結~
NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが震災直後に主催したプロジェクト。4tトラックの荷台を舞台に、津波で被災した沿岸地域の子どもたちに芝居を届ける。
2011.4/29-5/5岩手~宮城(釜石・山田町・陸前高田・名取・東松島・石巻)全6ステージ。

◆TheatreGroup”OCT/PASS”
Vol.33“Play Kenji”♯6東日本大震災魂鎮め公演『人や銀河や修羅や海胆は』賛助出演。
2011.7/9-7/30宮城県内(大河原えずこホール・仙台錦町公園・瀧澤寺・秋保・古川)全8ステージ。
東北が誇る劇作・演出家、石川裕人を代表とする劇団。前身はアングラ劇団十月劇場。夢トラック出演時、裕人さんに誘われ震災後初の劇団公演参加。

◆絆支援員ワークショップ講師。仮設住宅を巡回する支援員のコミュニケーションワークショップを実施。

◆文化庁 H23-27年度「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」[東日本大震災復興支援対応]でさまざまなタイ芸能プログラムを実施。仙台市内・宮城県域の幼児~小学生にショーを届ける。

◆お芝居デリバリーまりまり
さまざまな場所にお芝居を届ける東京の俳優集団。タイの芸能を活かした取り組みも行う。『2009-10福祉職就労支援事業(厚労省委託事業)』『2011-12日本→ブラジルお芝居出前プロジェクト(静岡文化芸術大学・国際交流基金)』浜松公演~2012.8/6-23ブラジルツアー参加。

◆杜の都の演劇祭2012『深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール』プログラムディレクター。タイ芸能ショー含む構成、演出、出演。2013年2月1日(金)-3日(日)全6ステージ@タイ料理店サバイサバイ

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