土屋悠太郎 ~タイ・ランナー舞踊の名刺web~

バンコク在住。タイ北部ランナー地方の芸能を継承する子連れタイ舞踊家のブログ

 
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マハーバーラタ第3部観劇@インドネシア

9/27-30にインドネシアの首都ジャカルタへ息子と2人旅してきました。
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初めて訪れる国で、苦手な英語でのやり取りも、通貨ルピーと物価感覚に慣れる作業も、観光も色々あって(楽しいこともピンチも)かなり経験値が上がりました。
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慣れない場所の上、守る存在がいて気は張るし、全然身軽じゃないから自由度も低いけど、彼のおかげで1人では考えたり感じられない出来事や発見があって感謝。

昔はうちの父も家族旅行の際こんな気苦労してたんだろうなぁ〜と初めて気づく(笑)
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かつ、念願の公演続編を見られたことで得たことは大きい。
僕も次に進みます!


【以下、初日舞台観劇後の感想】

マハーバーラタpart.3を鑑賞。
自分が体感していた世界の続きを今度は客席から見る不思議。
本で読んだ記憶の中の物語がこう来たか!というシーンの連続で、この作品に慣れ親しんだ文化圏の人々は同じ感覚で面白いんだろうなぁ。

今回もキャストは母語で台詞を話していた(小谷野さんはほぼインドネシア語?)が、自分の分かる言語が出てきた途端に理解が追いつくし、登場人物たちは言葉の垣根を越えて通じ合っているのが「同じ人間であること」を実感させられた。

第一部から出演されている小谷野哲郎さん、白井さち子さん、リー・スイキョンさんは役の深みと舞台の居方が抜群で作品の安定感を生んでいた。
またこのお三方を観てると「こうやって年をとったらいいんだなぁ」なんて感じて、舞台にいるその姿から年齢を重ねる良さを勝手に教わる。

初見のメンバーも1人1人まったく違う身体性が個性を際立たせていた。
それは芸能技術の違いというよりも、生まれ育ち過ごしてきた地域の文化・風習・匂いが染み付いた身体ゆえのものだと思う。
出演者のフとした瞬間に醸し出す雰囲気や流れる匂いが違うことによる多様性は作品に通底する調和へと繋がっている。

今回初めて観客として小池博史ブリッジプロジェクトのマハーバーラタを見て感じたのは、この観劇体験を通してアジア人が通じ合えるだろう「何か」があること。
昨年のタイ~中国~フィリピン~東京公演でもなんとなく感じられたけど、あらためて今の時代に意義のある作品&プロジェクトだと感じる。
日本制作で奇しくもそのバトンを繋ぐ1人になれたことを誇りに思う。
演出の小池さんとは大した話はできなかったけど作品に関われた感謝は伝えられた(気持ちわりーな!と一蹴されたけど笑)。

膝に抱いて観てた3歳児の息子は90分の舞台を集中してよく見ていた。
僕の影響 (東京公演や前作の映像を見たり、小谷野さんが好きだったり) もあるといえ驚く。
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終演後、キャストの皆さんに照れつつ笑顔で歩み寄って行く彼の姿に「一緒に来れて良かった」としみじみ思う。
可愛がっていただきありがとうございました。
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↑そして2日目千秋楽公演後、小谷野さんとツーショット。
またお会いできる日を楽しみに。テリマカシ〜(感謝)!



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プロフィール

土屋悠太郎

Author:土屋悠太郎
◆タイ舞踊家-タイ北部ランナー文化継承-
【ランナー舞踊フォンジューン/剣舞フォンダープ/太鼓演舞グロンサバチャイ、チャイヤモンコン/テーワキンカラ―/ティンボン、モンスーン、チャープ演奏ほか】
タイネーム:Siri Mongkol Skana


1981生、神奈川県出身。京都精華大学卒業。
2002年、タイ・チェンマイに留学した際にPo kruu Mongkol(モンコン師匠)、kruu Peerawat Shiengcharee(ガン先生)に出会い、師事する。
北部タイ・ランナー地方の伝統舞踊フォンジューン、剣舞フォンダープを習得。人間国宝kruu Pan(パン先生)にも指導を受け、現地で多くのショーに出演し、経験を積む。
帰国後、タイフェスティバルやタイ王国総領事館主催パーティー招聘出演など日本国内のショー多数。

大学卒業後、三重県伊賀市で1年間の有機農業研修に従事。田畑を耕し、過疎地域に若者を招いて盛り上げる。その後、東京での俳優活動を経て、障がい者や高齢者と関わる仕事に携わる。利用者さんとの交流を通し、タイ芸能の「人を明るく元気にする力」を確信。2009年以降、毎年タイに渡り修行する。
2012年、師匠からSiri Mongkol Skanaという名前を授かる。

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2009年4月~6月渡タイ
kruu Saran Suwannachot(ニック先生)、人間国宝のkruu Kam(カム先生)に剣舞フォンダープをご指導いただく。モンコン師匠と7年ぶりの再会を果たす。

2010年4月~5月渡タイ
モンコン師匠のもと2ヶ月間の住み込み修行。ランナー芸能を幅広く学ぶ。太鼓作りの技法も学び、自作のサバチャイ太鼓とモンスーン太鼓を持ち帰る。

2011年3月、仙台在住時に東日本大震災発生。災害ボランティア活動に専念したのち、表現による支援活動を続ける。

2012年4月渡タイ
自身の誕生日に行った儀式ワイクルーにて「Siri Mongkol Skana」のタイネームを師匠より授かる。

2013年、初めての子どもを迎える。

2014年1月渡タイ
モンコン師匠宅で修行。kruu(先生)としての教えを受ける。ワイクルーを行うための特別なpapikaneet(象の顔をした表現の神)像を拝受。

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◆タイ芸能集団アロム・ランナー 主宰
タイで習得した芸能をもとに日本で喜ばれる表現方法を研究、実践する表現集団。タイ芸能ショー、異文化体験ワークショップの他、ハイブリッド紙芝居「とびだす紙芝居!タイのむかしばなし」では芝居、舞踊、楽器演奏をミックスした新しい表現スタイルの作品を上演。タイを身近に感じてもらえるプログラムが好評。(文化庁芸術家派遣事業プログラムとして2012年以降、実施)団体名は、ランナー地方の芸能の魅力が伝わるショーを目指し「ランナー気分」という意。

◆Art Revival Connection TOHOKU(ARC>T)
2011年3月11日の東日本大震災後、東北の舞台人が集まりジャンルを超えて結成した団体。4月設立当初から参加。文化を通して東北の復興を応援する取り組みにタイ芸能を活かした活動を行う。

◆夢トラック劇団~結~
NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが震災直後に主催したプロジェクト。4tトラックの荷台を舞台に、津波で被災した沿岸地域の子どもたちに芝居を届ける。
2011.4/29-5/5岩手~宮城(釜石・山田町・陸前高田・名取・東松島・石巻)全6ステージ。

◆TheatreGroup”OCT/PASS”
Vol.33“Play Kenji”♯6東日本大震災魂鎮め公演『人や銀河や修羅や海胆は』賛助出演。
2011.7/9-7/30宮城県内(大河原えずこホール・仙台錦町公園・瀧澤寺・秋保・古川)全8ステージ。
東北が誇る劇作・演出家、石川裕人を代表とする劇団。前身はアングラ劇団十月劇場。夢トラック出演時、裕人さんに誘われ震災後初の劇団公演参加。

◆絆支援員ワークショップ講師。仮設住宅を巡回する支援員のコミュニケーションワークショップを実施。

◆文化庁 H23-27年度「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」[東日本大震災復興支援対応]でさまざまなタイ芸能プログラムを実施。仙台市内・宮城県域の幼児~小学生にショーを届ける。

◆お芝居デリバリーまりまり
さまざまな場所にお芝居を届ける東京の俳優集団。タイの芸能を活かした取り組みも行う。『2009-10福祉職就労支援事業(厚労省委託事業)』『2011-12日本→ブラジルお芝居出前プロジェクト(静岡文化芸術大学・国際交流基金)』浜松公演~2012.8/6-23ブラジルツアー参加。

◆杜の都の演劇祭2012『深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール』プログラムディレクター。タイ芸能ショー含む構成、演出、出演。2013年2月1日(金)-3日(日)全6ステージ@タイ料理店サバイサバイ

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